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沖縄県知事 PAC3は住民理解を
3月23日 13時52分

防衛省が、北朝鮮の人工衛星の打ち上げに備えて迎撃ミサイルの先島諸島などへの配備を検討していることについて、沖縄県の仲井真知事は23日の記者会見で、配備にあたっては地域住民の理解が必要だという考えを強調しました。

北朝鮮が来月12日から16日までの間に打ち上げると予告している「人工衛星」については、その一部が沖縄本島の南西に位置する先島諸島の上空を通過するとみられています。
これについて、沖縄県の仲井真知事は23日の記者会見で「県としても必要な対応をとりたいが、まだ、防衛省から正確な内容の説明がないので、今の段階ではよく分からない」と述べました。
そのうえで、防衛省が不測の事態に備えて迎撃ミサイル「PAC3」の先島諸島などへの配備を検討していることについて、「配備は防衛技術上の問題で、政府の判断を排除する理由はない。ただ、配備にあたっては必ず地域住民の理解を得る努力をしてほしい」と述べ、地域住民の理解が必要だという考えを強調しました。
さらに、仲井真知事は、23日に沖縄を訪れる玄葉外務大臣との会談で、北朝鮮が打ち上げるものが、弾道ミサイルなのか人工衛星なのかなどについて確認したいという考えを示しました。

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