福岡県教育委員会は22日、新年度から学校週5日制度を柔軟に運用し、公立小中学校で土曜日に授業を実施する際の指針を同日付で市町村教委に通知することを決めた。月2回を上限とし、各市町村や学校が実施を判断する。県教委として土曜授業の指針を通知するのは九州で初めて。
指針では、「週末は家庭や地域で子供を育てる」との週5日制の趣旨を踏まえ、保護者が参加した公開授業や学習発表会、地域住民らが協力する校外学習、体験活動などを土曜授業の実施内容として挙げている。また、授業の実施時間は半日単位とし、終日に及ぶ場合は児童生徒の負担に配慮して代休日を設けるよう求めている。
新学習指導要領が小学校で今年度から、中学校で新年度から全面実施となることから、全国的に授業時間の確保が問題となっていた。福岡県では昨年9月、福岡、北九州の両政令市を除く58市町村が土曜授業導入の検討を要望していた。【林田雅浩】
2012年3月22日
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