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柔道の古賀さん 医学博士に
3月23日 14時48分

柔道のバルセロナオリンピック金メダリストの古賀稔彦さんが、青森県の弘前大学大学院を修了し、23日、医学博士の学位記を受け取りました。

現在、指導者として後進の育成に当たっている古賀さんは、医学的な知識を学んで柔道の指導に役立てようと、4年前の平成20年、スポーツ医学の分野で定評のある弘前大学大学院医学研究科に入学して研究を続けてきました。
4年間の研究を終え、23日、弘前大学大学院で行われた学位の授与式に270人の学生と共に出席しました。
授与式のあと、研究科ごとに分かれ、医学博士の学位記を受け取りました。
古賀さんは、岡山市と川崎市を拠点に活動しているため、大学院のある弘前市までの通学は簡単ではなく、通えないときにはテレビ電話で講義を受けてきたということです。
修士論文は、運動選手の練習意欲が低下するいわゆる「五月病」の問題をテーマに英語で書き上げたということです。
古賀さんは「充実した4年間でした。今後は日本の柔道を世界にアピールし、チャンピオンを育てるためにも、弘前大学での研究を指導に生かしていきたいです」と話していました。

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