つなぐ 希望の木
災難を乗り越えてきた木々を、都内に訪ねた。
【社会】再開します 潮干狩り 船橋の三番瀬海浜公園2012年3月23日 12時14分
東日本大震災の影響で昨シーズンは中止された千葉県船橋市の「ふなばし三番瀬海浜公園」の恒例の潮干狩りが、四月二十日から二年ぶりに開かれることになった。市や同公園は、園内の放射線量の調査や津波に備えた避難所の確保などの安全対策に取り組み、再開準備を進めている。 大震災で同公園周辺は液状化の被害を受け、園内の通路は噴出した土砂で埋まり、砂浜にも亀裂や段差ができた。このため、期間中は首都圏から十五万人近くが来場する潮干狩りは開催中止に追い込まれた。 潮干狩りを実施するエリアの砂浜の復旧工事が終わり、再開のめどが立った。安全対策として、放流するアサリの放射性物質検査のほか、津波の避難場所は近隣企業の協力で高い建物を確保する。 三月初旬の検査では、海水やアサリなどの放射性物質は不検出だった。 大きく損壊した併設のプールは一月に廃止が決まり、跡地は潮干狩り用の仮設駐車場として使う。 テニスコートや野球場、芝生広場と潮干狩り場以外の砂浜の立ち入りは禁止を継続する。市は県とも協議してこれらの施設の復旧作業を進め、今夏以降に再開させたい考えだ。潮干狩りの問い合わせは、同公園=電047(435)0828=へ。 (小川直人・東京新聞) PR情報
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