Updated: Tokyo  2012/03/23 14:53  |  New York  2012/03/23 01:53  |  London  2012/03/23 05:53
 

米マイクロン:12-2月期は3四半期連続の赤字

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  3月22日(ブルームバーグ):米半導体メモリーメーカー最大手、マイクロン・テクノロジーの2011年12月-12年2月(第2四半期)決算は、3四半期連続の赤字となった。パソコン(PC)需要の低迷が半導体メモリー価格の下落につながった。

22日の発表資料によると、純損益は2億2400万ドル(約185億円、1株当たり23セント)の赤字となった。前年同期は7200万ドル(同7セント)の黒字だった。売上高は20億7000万ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は1株損益が19セントの赤字、売上高は20億1000万ドルだった。

半導体メモリー価格は生産過剰のため急落しており、マイクロンや競合他社が利益を上げるのが困難になっている。JMPセキュリティーズのアナリスト、アレックス・ガウナ氏(サンフランシスコ在勤)によると、エルピーダメモリの破綻で業界全体の生産が減少すれば、事態は改善する可能性がある。

ガウナ氏は「業界は健全化する見通しだが、まだ健全な状態ではない」と指摘。「すでに改善は見られているものの、多くの製品にとっての押し上げ効果や季節的な改善は年後半になってからだろう」と指摘した。

マイクロンは決算発表を受け、時間外取引で1.6%下落。年初からは38%上昇している。通常取引では8.71ドルで引けた。

原題:Micron Posts Third Straight Loss on Weak Memory-ChipPrices (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Ian King ianking@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tom Giles tgiles5@bloomberg.net

更新日時: 2012/03/23 07:24 JST

 
 
 
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