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2012年3月22日(木) 19:14 |
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アスベスト対策、モンゴルから研修
アスベストが原因と見られる疾患が増加しているモンゴルでは、診断方法の普及が急務になっています。 その診断方法について学ぼうと、モンゴルの医師らが岡山労災病院で研修を受けています。
アスベストが原因の疾患の研究で、国内の中心的な施設である岡山労災病院が、モンゴル政府からの要請を受け、21日から研修会を開いています。 モンゴルでは、断熱材として、日本では禁止されたアスベストが多く使われています。 その上、使用後に放置されるなど有害物質という認識が低く、アスベストによる疾患の診断方法も確立されていません。 今回の研修会は、アスベストによる疾患をどのように見分けるかが大きなテーマです。 参加したモンゴルの医師らは、光学顕微鏡で患者の肺細胞のアスベストを数えるという日本では、一般的な診断方法を実際に体験しました。 また、レントゲン写真やCT画像を使って、アスベスト疾患の事例を学びました。 研修会は23日まで開かれ、参加した医師らは、岡山で学んだ技術をモンゴルでの治療に生かすことになります。
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