【オーランド(米フロリダ州)レイ・デイビス】PGAツアーの特別一時会員の資格を得た石川遼(20)=パナソニック=が21日、米ツアーへの強いあこがれを口にした。22日開幕のアーノルド・パーマー招待を前に公式会見に出席。現地記者からの質問に「こっち(米国)で戦いたい。将来的にはアメリカがメーンと考えている」と、あらためて米ツアー参戦への意欲を見せた。
もう思いは止まらない。米ツアーに参戦して4年目。数々の難コースを経験してきた20歳は「日本と違うのは選手を成長させてくれること。アメリカでプレーしている時、最も成長していると感じる」ときっぱり。マスターズ後は帰国して日本ツアーを予定しており「(参戦は)今すぐではない」としたが、「こっちにステイして戦うのが一番いい」と米国を拠点に戦う姿を思い描いた。
会見後は「今後のことを聞かれるなんてビックリ」と、動向が注目されている事実に笑顔。過去3年で予選落ち2度と苦手な大会だが、「今年こそいいところを見せたい。ベストを尽くす」。マスターズ前の最後の試合。米国でもまれた成長の跡を見せ、結果でも注目を集める。
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