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印刷2012/03/22 00:00

ムービー

まるで,一つの人生を体験したかのような気分。プレイヤーの感性を刺激する快作「風ノ旅ビト」をプレイムービーで紹介

 ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売中のPlayStation 3用ダウンロード専用タイトル「風ノ旅ビト」は,「flOw」や「Flowery(フラアリー)」を制作したアメリカのデベロッパ,thatgamecompanyが手がけるアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは,オリエンタルな衣装に身を包む顔も素性も分からない旅ビトとなり,幻想的な世界を好奇心の赴くままに旅していく。

「風ノ旅ビト」公式サイト


 コントラストの効いた美しい映像と,想像力を掻き立てられる抽象的な演出が印象的な本作だが,そのゲームの内容も,ひたすら目的地に向けて進んでいくだけというシンプルなもの。さらにゲーム中では,文字や言葉を使った説明は一切ないのだが,それでいてプレイヤーの心に“何か”を訴えかけてくる独特の作風は,本作の大きな特徴と言えるだろう。

 またPS3をネットワークに接続している状態であれば,旅の途中で“他の旅ビト”に出会い,行動を共にしていくことになるのだが,両者の間で言葉によるコミュニケーション要素(要するにチャットなど)が一切ないのも注目すべき部分。
 交流する手段といえばウロウロと歩き回ったり,○ボタンで光を放って訴えかけるぐらいしかできないのだが,不思議なことに,これだけで妙な連携感というか,結果的には十分な意思の疎通が図れてしまうから面白い。

 何を目的とする旅なのかもわからず,どこの誰とも知れない他人と世界を共有し,苦楽を共にする感覚……。本作の魅力について,伝えたいことは山ほどあるのだが,それを言葉で語るのはあまりにも無粋というか,適切でない気がするのも確か。
 なので今回は,字幕による説明を極力省いたプレイムービーによって,この「風ノ旅ビト」の魅力をお伝えしたいと思う。この映像を見て,少しでも“感じるもの”があれば,ぜひ自身でプレイしてこの旅を体験してみてほしい。


Youtube版はこちらから



 余談ではあるが,「ICO」や「ワンダと巨像」で知られるゲームデザイナーの上田文人氏は,本作についてTwitter上

 「“暇つぶし”のコストパフォーマンスではなく,“感動”のコストパフォーマンスの高い稀有なゲーム」

と評していたのだが,これは実にうまい表現だと思う。
 実際のところ「風ノ旅ビト」は,金銭的な意味においてのコストパフォーマンスという,そういうレベルの話ではなく,演出のうまさや雰囲気の良さなども含んだすべてを引っくるめて,娯楽としての満足感/価値が高いのだ。
 ゲームというエンターテイメントが持つ新たな可能性を提示されたと同時に,今後ともthatgamecompanyのタイトルに注目していきたいと思う次第である。


「風ノ旅ビト」公式サイト

  • 関連タイトル:

    風ノ旅ビト

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