NHK福岡県のニュース 福岡放送局
西方沖地震7年で住民訓練
福岡市を中心に大きな被害をもたらした福岡県西方沖地震から20日で7年です。
当時、多くの住宅が倒壊した福岡市沖の玄界島では、ことし初めて津波を想定した避難訓練が行われました。
玄界島では、福岡県西方沖地震のあと毎年避難訓練が行われていますがことしは東日本大震災を教訓に、初めて津波からの避難を想定し、島の住民や消防などおよそ160人が参加しました。
津波警報が出たことを知らせるサイレンが鳴ると、住民たちは近所の人と声をかけあいながら高台にある公園まで階段や坂道をのぼって避難しました。
玄界島は狭い範囲に住宅が密集しており、参加した住民たちは10分ほどで全員が避難を終えました。このあと、倒壊した住宅に取り残されたけが人を救助する訓練が行われ、消防隊員ががれきの中からけが人に見立てた人形をチェンソーを使って助け出し、到着した消防艇に運んで応急処置を行いました。
参加した78歳の女性は「今でも7年前の地震のことを思い出します。1人ぐらしなのでまた災害が発生したらと思うと不安ですが、近所の人と支え合って災害に備えたい」と話していました。
79歳の男性は「玄界島は7年でどうにか復興することができました。東日本大震災の被災地も早く復興してほしいと思います」と話していました。
03月21日 05時55分
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