NHK佐賀県のニュース 佐賀放送局
福祉車両が”大幅に不足”
原子力災害が起きた際の寝たきりの人たちを避難させる移動手段について佐賀県が調査したところ、県内のタクシー会社などが保有する福祉車両は１５台で大幅に不足していることがわかり、県はこうした車両がどの程度必要か正確に把握した上で早急に対応したいとしています。
佐賀県は地域防災計画を見直すなど原子力災害への備えを進めていますが玄海原発から半径３０キロ圏内におよそ１５００人いる寝たきりやそれに近い人をどう避難させるのか課題となっています。
こうした人たちの避難には担架などで横になったまま運ぶことができる車両を使いますが、佐賀県が調査したところ県内のタクシー会社や介護のための送迎を行っているＮＰＯ法人が保有する車両は１５台しかないことがわかりました。佐賀県地域福祉課では「大幅に不足している」とした上で「どの程度、車両の台数が必要か調査を行って正確に把握した上でどうやって確保するかできるだけ早い段階で対応策をまとめたい」としています。
03月19日 09時26分
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