NHK北九州のニュース 北九州放送局
がれき受け入れ具体的検討へ
東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、北九州市の北橋市長は、19日に開かれた市議会の委員会で、「情報収集の段階から一歩踏み込む」と述べ、がれきの受け入れに向けた具体的な検討を始める考えを初めて示しました。
被災地のがれきをめぐっては、先週、北九州市議会が受け入れを求める決議を全会一致で可決したほか、政府も、県や政令指定都市に受け入れを要請し、北九州市は対応を検討しています。
19日に開かれた北九州市議会の予算特別委員会で、北橋市長は「入り口で立ち止まっているだけでは何も解決しない。情報収集の段階から一歩踏み込む」と述べ、受け入れに向けた具体的な検討を始める考えを初めて示しました。
また、北橋市長は受け入れるがれきの放射性セシウムの濃度について、法律上、放射性物質に汚染されたものとして扱う必要のない、1キログラムあたり100ベクレル以下を目安にする考えを示しました。
その上で北橋市長は、がれきを受け入れる自治体の選定などを進め、最終的にがれきを受け入れるかどうかは、専門家を交えた議論や市民に対する説明を行った上で判断したいとしています。
これに対して、がれきの受け入れに反対している市民グループの代表の白水弘美さんは、「事実上の受け入れ表明だと思う。認めることは出来ないので、これから市民向けの説明会などで意見を主張したい」と話していました。
03月19日 20時08分
北九州のニュース
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