NHK福岡県のニュース　福岡放送局

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大牟田市議会ががれき処理決議

東日本大震災で発生したがれきの受け入れや、受け入れの検討を表明した自治体が今月に入って大幅に増えるなか、大牟田市議会は、がれきの受け入れを検討するよう市に求める決議を全会一致で可決しました。
この決議は、大牟田市議会の４つの会派などが１９日の本会議に提出し、全会一致で可決されました。決議では「被災地の復興には、全国で協力してがれきを処理することが求められる」とした上で、市に対して、安全性の確保と市民の合意を前提に、がれきの受け入れを検討するよう求めています。
大牟田市には、燃えるごみを加工して燃料にする第３セクターの火力発電所があり、福岡・熊本両県内のあわせて２２の市町村が事業に参加しています。
このため、被災地のがれきを受け入れて処理する場合は、発電事業に参加しているほかの自治体との協議が必要になるということです。大牟田市の古賀道雄市長は記者団に対し「市議会の決議を真しに受け止める。処理問題は一足飛びにはできないが、課題をクリアできれば市民の皆さんの理解を得るように努力する」と述べました。
１９日の決議を受けて古賀市長は、来月、宮城県の被災地を訪れ、がれきの状況を視察することにしています。

03月19日　19時15分

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