東日本大震災で発生したがれき処理の問題で、県は19日、県内60市町村と焼却施設を持つ18の一部事務組合を対象に、26日に福岡市内で担当課長会議を開く方針を決めた。環境省職員が出席し、放射線濃度の基準などについて説明するという。
がれき処理を巡り、環境省は焼却灰になった際の放射性セシウムの濃度が1キロあたり8000ベクレル以下と規定している。一方、原子炉等規制法では原発施設の建材を再利用する際の基準を同100ベクレル以下としているため、県は二つの基準について国に質問書を出していた。会議では、この二つの基準について環境省職員が国の考え方を説明するという。【林田雅浩】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2012年3月20日 地方版
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