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経済
ソフト配信の「ベクター」が最大26万件の個人情報流出 不正アクセス受け
2012.3.22 20:01
[ネット犯罪]
ソフトバンクグループでソフトウエアのダウンロードサイトを運営するベクターは22日、同社の一部サーバーが不正アクセスを受け、最大で26万件超の個人情報が流出した可能性があると発表した。
流出した可能性があるのは、同社が運営するソフトウエアのダウンロードサイト「Vector」でソフトウエアを購入した顧客や、オンラインゲームの利用者の名前やメールアドレスのほか、クレジットカードの番号なども含まれる。
不正アクセスがあった時点でサーバーには、平成20年2月から現在までの個人情報が最大26万1161件の個人情報が蓄積されており、この全情報が流出した可能性があるという。
梶並社長は同日夜の会見で「お客さまにご迷惑をかけて申し訳ない」と述べ、謝罪した。
同社によると、今月21日午前2時半ごろ、一部サーバーに異常が発生しているのを発見。同社のシステム担当者が詳しく調べたところ、今月19日午後8時55分ごろから、21日午前0時すぎにかけて4回の不正アクセスの痕跡があった。原因は調査中で、現時点で、流出した個人情報が悪用されるなどの被害の届け出はないという。
ベクターは平成元年創業。平成12年にナスダック・ジャパン(現ジャスダック)に上場。昨年9月末現在で、ソフトバンクの子会社であるソフトバンクBBが40.1%、ヤフーが9.7%の株を保有している。
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