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復興推進委 がれき処理協力を
3月20日 0時39分

復興推進委 がれき処理協力を
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復興庁の発足に伴って設置された「復興推進委員会」の初会合が開かれ、委員からは、被災地のがれきの処理について「全国的な協力をより強く求めるべきだ」などの意見が相次ぎました。

復興推進委員会は、東日本大震災からの復興の進捗状況を有識者などの視点から検証するため、政府が先月設置し、「復興構想会議」の議長だった五百旗頭真氏が委員長を務め、岩手、宮城、福島の3県の知事らがメンバーになっています。
総理大臣官邸で開かれた初会合で、野田総理大臣は「復興を通じた日本再生という歴史的な使命を果たしていきたい。被災地の声を真摯(しんし)に受け止め、復興の取り組みを加速させたい」と述べました。
これに対し、委員からは、被災地のがれきの処理について「全国的な協力をより強く求めるべきだ」とか、被災地の復興事業に当たる自治体の職員不足を解消するため、国が仕組みを作るべきだなどの意見が相次ぎました。
会合では、来月、委員会で被災地を視察したうえで議論を重ね、ことし9月に復興の課題に関する中間報告をまとめ、政府に提出することを確認しました。
このあと、記者会見した五百旗頭委員長は「国民に代わって復興事業を評価することが、われわれの新たな任務だ。評価すべきは評価し、おかしいところはおかしいと言っていく」と述べました。

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