2012年3月22日のニュース
諫早市議会はきょうの3月定例会最終本会議で、市に対し東日本大震災の被災地のガレキの受け入れを表明するよう求める決議案を賛成多数で可決しました。
諫早市議会は、東日本大震災で発生したガレキの処理について全国の自治体の協力が不可欠として、きょうの最終本会議で、市に震災ガレキの受け入れを求める決議案を提案しました。震災ガレキを巡っては、政府は岩手県と宮城県のガレキ2000万トンあまりのうち401万トンを広域処理するとし、全国の自治体に協力を呼びかけています。
決議案「放射線量の測定等の十分な体制を整えることを条件に通常の廃棄物相当とされるがれきの受け入れを表明するよう要請する」
議員からは「焼却されると放射線が濃縮される恐れがあり慎重を期すべき」との反対意見も出ましたが、賛成多数で可決されました。
宮本明雄 諫早市長「なんとか早く災害廃棄物を処理をするという点ではですね国民みなさんが一致している部分ではないかと思っております、ですから前向きに検討はしたいと思いますけれども・・」
市が受け入れた場合のがれきの焼却は、諫早市福田町の県央県南クリーンセンターで行われる予定ですが、センターは諫早市・雲仙市・島原市南島原市が合同で運営していて受け入れについては他の3市の合意も必要となります。県内の議会が震災ガレキの受け入れを求める 決議を行うのは、諫早市議会が初めてです。
生後まもない自分の子どもを殺害し、遺棄した罪に問われている対馬市の元保育士の裁判で、長崎地裁はきょう被告の女に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
殺人などの罪に問われているのは、対馬市美津島町の元保育士 勝見久美被告(39)です。判決によりますと、勝美被告はおととし3月対馬市内の病院で女の子を出産しましたが、退院後間もなく車の中で窒息死させました。そして遺体をダンボールに入れ当時勤務していた保育所内に遺棄。さらに後日、遺体をバケツに入れてコンクリート詰めにし、保育所の押入れの天袋に隠しました。審理の中で勝美被告は交際相手の子どもを6回に渡り妊娠していましたが、死産した3人の遺体を焼却したり、遺棄したりしていたほか、福岡県で出産した男児を置き去りにしていたことも明らかになっています。きょうの判決公判で重富朗裁判長は「交際相手や両親との関係を壊さず、これまで通りの生活を送るため犯行に及んでいて、その動機や経緯は無責任で身勝手、また女児を殺害後、死体を袋詰めにしたりコンクリート詰めにするなど親としての愛情を感じない」と厳しく指摘。懲役6年の実刑判決を言い渡しました。弁護側は「被告に接見して控訴するかどうか相談する」としています。
春高バレーに続きソフトボールも日本一です!大村工業高校男子ソフトボール部が静岡県で行われた全国選抜大会で優勝しきょう学校に凱旋しました。
拍手「よくがんばったな!」
全国高校男子ソフトボール選抜大会で4年ぶりの優勝を果たした大村工業高校。選手達が到着すると出迎えた全校生徒およそ600人から大きな拍手が送られました。そして、監督とキャプテンがお祝いの花束を受け取り、優勝の喜びを語りました。
山口義男監督「ただ今帰りました」「この大会で緊張感の中で強くなったという喜びの方が大きい」
山崎純キャプテン「今まで支えてくださった多くの方々に優勝という形で恩返しをするためにもチーム一丸となって戦い抜くことができた」
大村工業は、きのう行われた全国選抜大会の決勝で広島県の県立御調高校と対戦。先頭打者のキャプテン山崎が大会新記録となる5本目のホームランを放つと、守備ではピッチャー大串が気迫の投球で要所をしっかりと抑え2対1で、4年ぶり2回目の優勝を果たしました。
大串泰生投手「インターハイ・国体があるのでそれに向けての自信にもなった」
インターハイ・国体の連覇を目指す選手たちはきょう1日ゆっくりと身体を休めあさってから香川県で行われる強化大会に備えます。
去年12月、西海市で女性2人が犠牲となったストーカー殺人事件で、事件前、千葉県警が家族の被害届を受理しないまま、署員十数人で旅行に行っていたことがわかりました。
この事件は 去年12月、西海市の元建設会社社長・山下誠さんの妻と母親が、山下さんの三女にストーカー行為をしていた三重県の無職・筒井郷太容疑者(27)に殺害されたものです。山下さんは、ストーカー被害について、三女が当時住んでいた千葉県の習志野警察署に事件前に被害の相談に訪れていましたが、刑事課の担当者は「刑事が1人も空いていないので、一週間待ってほしい」と被害届の受理を先延ばしにしていました。しかし、その2日後、担当する刑事課や生活安全課の署員十数人で、署内のレクリエーションとして2泊3日で北海道に旅行していたことがわかりました。千葉県警は、遺族の要請を受けて今月捜査経緯を報告した際にも、先延ばしの理由を「ほかの事件を優先した」としていて、旅行の事実は報告書に記載されていませんでした。
九州新幹線長崎ルートの諫早・長崎間など整備新幹線の未着工区間について、国土交通省の審議会は、費用対効果などについての試算は「妥当」とする報告書案を大筋で了承しました。
国土交通省の交通政策審議会の整備新幹線小委員会は、3つの整備新幹線の未着工区間について、政府がまとめた費用対効果などの試算の内容を検証してきました。学識経験者などが委員を務め、9回の会合が開かれましたが、きのう、試算は妥当とする報告書案をおおむね了承し、認可・着工に向けて手続きが進むものとみられます。このうち武雄温泉~長崎間の費用対効果の試算は、1.09となっています。また、報告書案では、乗り換えの利便性を向上させるため、長崎ルートに導入が予定されているフリーゲージトレインを積極的に活用することが効果的として、走行の耐久性などの確認を続けていくことが必要としています。