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“脱原発”目指す経営者の会が発足3月21日 6時13分
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原子力発電に頼らない社会を目指そうという経営者の会が発足し、20日、東京・中央区で初めての総会が開かれました。
「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」は、全国の経営者が連携して、原子力発電に頼らない社会の形成を目指そうと発足したもので、設立総会には各地から経営者や専門家などおよそ170人が参加しました。
総会では、代表に選ばれた神奈川県小田原市にある食品会社の副社長の鈴木悌介さんが、「経済人として地域のエネルギーの在り方に小さな循環を興し、原発がなくても健全な地域作りができるという具体的な案を示せるよう力を合わせたい」とあいさつしました。このあと、小田原市の太陽光発電事業や島根県浜田市の風力発電事業など、各地のエネルギー政策の事例が報告されました。
この会では、今後、定期的に勉強会を開くなどして、できるだけ早い時期に具体的な提言を取りまとめたいとしています。代表の鈴木さんは、「地域の小さな変化を広げていけば大きな変化につながる。この会が各地のつなぎ役となって、経済活動の大前提である安心と安全な地域作りを進めていきたい」と話していました。
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