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一足早く入社式 東北の社員も
3月22日 11時58分

一足早く入社式 東北の社員も
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大手流通グループの「セブン&アイ・ホールディングス」は、新年度を前に、一足早く入社式を行い、東日本大震災の被害を受けた東北地方のスーパーからも110人の新入社員が出席しました。

「セブン&アイ・ホールディングス」は、仕事に少しでも早く慣れてもらおうと、毎年、この時期に入社式を行っています。
式には、コンビニやデパートなどグループ17社に採用された778人が出席し、この中には、被災地の福島県や宮城県を中心にスーパーを展開する「ヨークベニマル」の新入社員110人も含まれています。
あいさつに立った鈴木敏文会長は、「小売業は変化に対応するビジネスで、信頼される店を作り、世界一の流通グループにしてほしい」と述べました。
「セブン&アイ・ホールディングス」は、消費の低迷が続くなか、このところ採用人数を減らしてきましたが、ことしは福島県を中心に被災地出身者の採用を増やしたことや、コンビニの出店を拡大するため、去年よりも300人増えたということです。
福島県出身の新入社員は「震災が起きた際、スーパーに商品があることが、生きる力になった。福島に震災前の日常が戻るような仕事をしていきたい」と話していました。

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