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大船渡で養殖ワカメの入札会
3月22日 12時11分

大船渡で養殖ワカメの入札会
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東日本大震災の影響で、行われなかった岩手県の養殖ワカメの入札会が、震災後初めて大船渡市で開かれました。

養殖ワカメの生産量が全国で最も多い岩手県では、津波で船やワカメの養殖施設の多くが被災し、去年の震災後は入札会を行うことができませんでした。
漁業者たちが共同で船を利用するなどして養殖の再開にこぎ着けた結果、震災後初めてとなる入札会を、22日、大船渡市で開くことができました。
会場には仲買の業者が集まり、見本として並べられたワカメを手にとって、色や傷がないかなど、品質を確かめていました。
この冬は海水の温度が低く、ワカメの成長が遅いということで、入札会は例年に比べて1か月近く遅れ、量も震災の影響で、例年の10分の1ほどにとどまっています。
宮城県から入札に参加した業者は「岩手のワカメは品質はよいが、ことしは量が少なく、値段は高くなると思う。消費者の関心が安い輸入品に向かわないか心配です」と話していました。

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