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砕石の出荷基準 検討会で決定
3月22日 21時0分

福島県浪江町の砕石場から放射性物質に汚染された石が出荷された問題で、砕石の出荷基準を議論してきた経済産業省の検討会は、市場に出荷できるのは、放射性物質の濃度が原則1キログラム当たり100ベクレル以下とする基準を決めました。

この検討会は、先月から砕石や砂利を出荷する際の基準について、専門家を交えて議論し、22日の会合で基準を決めました。
基準の対象になるのは、福島県の浜通りと中通りにある採石場や砂利採取場で、市場に出荷できる砕石と砂利は、放射性物質の濃度が原則1キログラム当たり100ベクレル以下にするとしています。
また、砕石業者には、保管している砕石が基準を満たしているか、定期的にサンプル調査することが義務づけられますが、道路や河川など、屋外での公共工事に使用される砕石や砂利の基準は政府が除染作業で目標としている放射線量の値とすることになりました。
経済産業省は、今後、放射性物質の測定方法などの細則を定めたうえで、来月初めにも福島県に通達し、5月中に適用することを目指しています。

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