「下り通信速度は SoftBank 4G が他社平均の2.5倍にあたる 8.55Mbps と圧倒的」と発表しています。
サービスイン直後ということもあり、トラフィックに対する加入者数といったアドバンテージもあると思いますが、次世代 PHS 技術の AXGP の実力を証明した結果となりました。
■AXGP とは?
PHS を高速化した規格をさらに改良した技術で、現在、ソフトバンクモバイルが SoftBank 4G という名称でサービス提供しています。
ちなみに 3G やNTTドコモの Xi などの LTE が採用している FDD 方式は、音声通話から発展した技術のため、下り上りの周波数帯域が同じだけ必要になります。
この方式ではデータ通信時、下りに比べて上りの帯域が余ってしまうほか、下り上りの間に干渉を避けるためのガードバンドと呼ばれる帯域を設けるため、全体の約 2 割の周波数を無駄にしていると言われています。
AXGP は、時間により下りと上りを分断できるため、下り上りの帯域を非対称にできることから、効率のよい通信が可能となります。
なお、新しい iPad はAXGP 非対応であるため、iPad 2 同様 3G 通信でのサービス提供になると思います。
<関連ページ>
・ICT総研:次世代高速データ通信 電波状況実測調査
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