小中高生や大学生がインフルエンザを発症した際の学校の出席停止期間について、文部科学省は現行基準の「解熱後2日間」から「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間」に改める方針を決めた。タミフルやリレンザなど抗インフル薬の普及で解熱が早くなり、感染力が残ったまま登校するケースが増えているためという。
発症後5日を過ぎれば、ウイルスがほとんど検出されなくなるという研究報告を踏まえた。幼稚園児は「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日間」とする。
また、おたふくかぜ、百日ぜきについては、症状などによって出席停止期間を細かく規定するよう見直す。
関係省令を改正し、4月1日から実施する方針。