2012年 3月 21日
センバツ開幕 倉敷商も行進
春のセンバツ高校野球が甲子園球場で開幕しました。岡山の倉敷商業も力強く入場行進しました。開会式では北から南の順番で出場32校が入場し、被災者のメッセージが寄せられた横断幕も選手たちと共に球場を1周しました。22年ぶり3回目の出場を果たした岡山の倉敷商業も力強く行進し憧れの甲子園の土をしっかりと踏みしめました。注目の選手宣誓は津波で大きな被害を受け21世紀枠で出場を決めた宮城・石巻工業の阿部翔人キャプテンが行いました。春のセンバツ高校野球は12日間熱戦が繰り広げられ倉敷商業は大会3日目、第2試合で栃木の作新学院と対戦。春の甲子園悲願の初勝利を目指します。

長女監禁致死で母親の控訴棄却
岡山市で障害のある長女を浴室に監禁し死亡させたとして逮捕監禁致死の罪に問われた母親の控訴審で広島高裁岡山支部は被告の控訴を棄却しました。判決を受けたのは岡山市北区の無職清原陽子被告(38)です。判決によりますと清原被告は去年2月28日の夜、自宅で発達障害のある高校生の長女麗さん(当時16)の手足を縛り、浴室に全裸で立たせて監禁し死亡させたものです。一審の岡山地裁は懲役3年6ヵ月の判決を言い渡しましたが弁護側は清原被告の行為はしつけであり死亡との因果関係はないとして控訴していました。21日の控訴審判決で広島高裁岡山支部の山嵜和信裁判長は「学校や専門機関に相談しようとしない独善的な養育態度が犯行の背景になった」と述べました。その上で「被害者の生命に危険が及びかねないことは予見できた」として控訴を棄却しました。弁護側は上告しない方針です。

わいせつ行為の教諭を免職
勤務先の高校の女子生徒を自宅に連れ込みキスをするなどのわいせつ行為をしたとして岡山県教育委員会は40代の男性教諭を21日付けで懲戒免職処分にしました。懲戒免職処分を受けたのは岡山県南の県立高校に勤務する40代の男性教諭です。岡山県教育委員会によりますと男性教諭はおととし12月、指導していた当時高校2年生の女子生徒を複数回に渡り自宅に連れ込み、キスをするなどのわいせつ行為をしたということです。女子生徒が別の教員に「嫌な思いをした」と話したことから発覚しました。学校側は女子生徒がその後も男性教諭に学校生活の悩みなどを相談していたことなどから女子生徒が卒業する約1年2カ月に渡り県教委に報告していませんでした。県教委はこの高校の校長を減給処分にするとともに全学校に報告の徹底を通知することにしています。

ことでん100周年で映画に
香川県を走る「ことでん」の開業100周年を記念した映画「百年の時計」の撮影が6月から始まります。監督やスタッフが21日高松市を訪れ、ロケの下見をしました。高松市のことでん仏生山駅の車両工場を訪れたのは「ガメラ」などの怪獣映画で知られる金子修介監督とスタッフです。映画のタイトルは「百年の時計」で、ことでんが開業100周年を迎えたのを記念して撮影はすべて香川県内で行われます。ストーリーは美術館の学芸員と芸術家の交流を描くもので、芸術家の娘役に香川県出身の女優木内晶子さんが起用される予定です。映画では物語の重要な場面にことでんが登場することになっていて、大正時代に製造された車両などを見て回り、イメージを膨らませていました。撮影は6月から3週間ほどかけて行われ、10月に香川県で、11月には全国で公開される予定です。