FC東京のDF徳永が、華麗なループ弾で先制点を沈めた。前半37分、石川の右CKはペナルティーアーク付近に落とすトリックプレーに。後方から走り込んだ徳永は、ドリブルから右足でGKの頭上を越す浮き球シュートを決めた。「(ドリブルが詰まって)あの選択肢しかなくなってしまった。本当はダイレクトで打つか、ワンタッチで行くのか迷った。結果的に(ループを)狙った」。“けがの功名”から生まれた美技に、チームメートも頭を思い切りたたく手荒い祝福で迎えた。ただ、「いつも1点取るまでに試合が落ち着かない。そこは反省点になる」と気を引き締めていた。