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【茨城】耐震強化、ソーラーパネルで安定灯火 大津岬灯台 建て替え完了
東日本大震災で被災して解体され、建て替え工事が進められていた北茨城市の大津岬灯台で十九日、完成式があった。 茨城海上保安部によると、新しい灯台は鉄筋コンクリートで解体前と同じ高さ十六メートル。基礎部分にくいを打つなどして耐震強化を図った。光の届く距離は約三十七キロ。電源には災害時でも安定して灯火できるよう太陽光発電のソーラーパネルを五枚設置した。 旧灯台は震災で塔に亀裂が入り、余震でコンクリートが脱落したため解体。近くに設置した仮設灯台を代用してきた。 式には、灯台の記念額を揮毫(きごう)した同市立大津小六年の夏井彩名さん(12)も出席した。何度も書き直したという夏井さんは「きれいな文字に仕上がった。自分の名前も残るので、またここに来て見られるのがうれしい」と満足そうだった。 (近藤統義) PR情報
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