中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

ラミレスの代役は下園!! 1軍昇格で存在感 中畑監督も◎

2012年3月22日 紙面から

DeNA−オリックス 3回裏2死満塁、左前に先制の2点適時打を放つ下園=横浜スタジアムで

写真

◇DeNA 3−0 オリックス

 DeNAは先発のジオが直球と変化球をうまく織り交ぜ、5イニング2/3を3安打無失点と好投した。打線は中堅の定位置獲得を狙う荒波が3安打1打点と光った。オリックスは先発候補のマクレーンが5イニング9安打3失点と不安を残した。

   ◇

 ラミレスの代役に躍り出たのは、中畑監督が前日に初めて顔を合わせた男だった。3回2死満塁。3番に抜てきされた下園が、オリックスの先発左腕マクレーンから左前に先制2点適時打。ラミレス離脱で傷心気味(?)の中畑監督を大いに喜ばせた。

 「前の打席に(遊ゴロに倒れ)ああいう感じの球を投げてくるのはわかってました。結果を残せて良かった」(下園)。昨季は85試合で2割6分5厘。準レギュラーの地位を築いたが、中畑新体制後は自主トレ中に左肘の炎症を起こし2軍暮らし。ようやく、1軍に昇格したのは前日だった。18日に左太もも前を肉離れしたラミレスの代役として緊急招集。20日の楽天戦で途中出場したばかりだ。

 それでも、4打数2安打2打点と勝負強さを見せラミレスの穴を埋める存在へ一気に浮上。中畑監督も「ほぼ初めて見たんだけどかなりいいバッター。完成度が高い。ボール球に手を出さないで変化球にもストレートにも対応できる。頼もしい。4番以外でどこで使ってもいい」と絶賛の言葉を並べた。

 1軍合流したばかりの下園は、20日の楽天戦後に風呂場で中畑監督と対面。じっくり話し合いを持った。「ベンチは去年と全然雰囲気が違う。監督、コーチと選手の距離が近い。何でも話せる」と下園。今後のオープン戦の結果次第では、ラミレスの代役として開幕戦でスタメンに名を連ねる可能性は十分だ。  (後藤慎一)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ