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リクルート、電子チラシ配信事業から撤退 収入モデル構築できず 

2012.3.12 13:25 (1/2ページ)ネット社会

 リクルートは今月16日で電子チラシの配信を終了し、同事業から撤退する。昨年6月末の開始から1年たたないが、収益モデルが構築できないと判断した。以前からネット化が難しいと指摘されてきたこの事業だが、ネットビジネス上手のリクルートでも、一筋縄ではいかなかったようだ。

 電子チラシ配信は、スーパーなどの小売店、学習塾などや各種サービス店舗の折り込みチラシをインターネットで配信するサービス。主に登録会員制で、メルマガなどで専用サイトに誘導し、各会員に該当するチラシを閲覧してもらう仕組み。無数の地場企業を相手に広域サービスを展開するので、ビジネス的には難しいとされてきた。

 凸版印刷の「shufoo!」と大日本印刷の「オリコミーオ!」がともに2001年に事業化し、先行している。このほか携帯電話専用にニフティが展開するなど、複数の会社が参入しているが、ここにリクルートが昨年、割って入った。

 2008年からの前身のサービスを経て、昨年6月末から「チラシ部!」を開始した。再スタートに当たり、情報誌感覚の前サービスをチラシ配信に特化し、原則無料でチラシを配信して付加価値部分での収入確保を図った。

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