■生活保護と外国人受給者
2012年3月1日、
厚生労働省では、2011年12月の生活保護受給者の数が
208万人を超え過去最高を6カ月連続で更新していることを発表した。
同日、2010年生活保護の不正受給者数も過去最悪。2万5355件、金額ベースで128億7400万円となっていることも明らかとなった。
都道府県、政令指定都市の生活保護受給世帯数のTOP3は以下のようになる。
1位:東京都:211,760世帯
2位:大阪市:117,880世帯
3位:大阪府:64,085世帯
大阪市だけでその他の大阪府全体を超える。
しかし、このようなニュースの中でほとんど触れられることがないのが「
外国人生活保護受給問題」である。
これは厚生労働省の発表する資料にも詳細が無いので仕方ない部分もある。
この問題に関し、自民党の片山さつき議員が問題を提起している。
■外国人世帯の生活保護率全国平均1.63%の三倍?
片山さつき議員は、3月9日以下のツイートを行っている。
自民党で生活保護見直しPT開始!外国籍の保護率は、全国平均1.63%の三倍?正確には再度厚労省が提出しますが、他国では領事館が面倒みるのが原則!
自民党では生活保護見直しPTが開始すること。そして外国籍の生活保護受給率が
全国平均1.63%の三倍に当たることをツイートしている。
同議員が指摘するように、外国人の受給率の高さは大きな問題の一つだろう。
政府の発表している資料で最新のものは、「政府統計の総合窓口 GL08020103」のページにある2009年の「
被保護外国人世帯数、 世帯主の国籍・世帯人員・世帯類型別」である。
2007年から2009年までの3年間の生活保護受給世帯数のTOP3は以下の国籍となる。
2009年TOP3
1位:韓国・北朝鮮 24,827世帯
2位:フィリピン 3,399世帯
3位:中国 3,354世帯
2008年TOP3
1位:韓国・北朝鮮 23,232世帯
2位:中国 2,843世帯
3位:フィリピン 2,841世帯
2007年TOP3
1位:韓国・北朝鮮 22,918世帯
2位:中国 2,960世帯
3位:フィリピン 2,639世帯
(参考:
外国人への公金支出廃止デモで、何故か「ハーケンクロイツ」を掲げる-生活保護受給世帯数国籍ランキング)
2009年時点で、外国人世帯だけで
約3万5千世帯が生活保護を受給している。これは2007年の
約3万世帯に比べると5千世帯の増加である。
約16%の増加だ。
全体の生活保護者の数が増えている中、2010年~2011年で外国人受給者だけが減っているということも考えづらい。片山さつき議員によると、厚生労働省から資料が公開されるとのことであるので、それを待ちたい。
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naka773】

福祉行政報告例(平成23年12月分概数)|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001hb68.htmlTwitter / @katayama_s: 自民党で生活保護見直しPT開始!外国籍の保護率は、全 ...
https://twitter.com/#!/katayama_s/status/177994467884793856政府統計の総合窓口 GL08020103
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&listID=000001071661