東日本大震災で発生したがれき処理に関し、津久見市議会(高野幹也議長、14人)は3月定例会最終日の21日、がれき処理の受け入れについて同市が対応するよう求める決議案を全会一致で可決した。
吉本幸司市長は「市の施設では受け入れは難しいが市内にある太平洋セメントに受け入れの理解を求めていきたい」と話している。
提案者は採決に加わらない議長を除く全議員。提案理由の説明で黒田浩之氏(津栄クラブ)は「放射能汚染に対する懸念から、受け入れに対して国民の間でも賛否が分かれている」と現状を指摘。
その上で「市議会は市に対し、県をはじめとする関係機関と協議を開始し、放射線量の測定など十分な体制を整え、住民の不安解消のため情報公開に努め、説明責任を果たすとともに、市としてでき得ることを積極的に行うことを要請する」とした。
県議会も定例会最終日の29日に県内受け入れ促進を求める決議を採決する予定。
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