チャベス氏、再手術受けず？　＝「死期悟った」と元米高官―ベネズエラ

　【サンパウロ時事】がん再発を告白した南米ベネズエラのチャベス大統領（57）が、腫瘍摘出を目的に先月渡航したキューバで、実際は手術を受けなかったとの情報が浮上した。療養による政治の表舞台からの長期不在を懸念したとみられるが、余命を大幅に縮めかねない決断だけに、真偽や思惑をめぐって臆測を呼んでいる。
　この未確認情報は、元米州機構（OAS）大使の米国人ロジャー・ノリエガ氏が米スペイン語紙に明かした。同氏は、今年10月の大統領選で4選を目指すチャベス氏が野党統一候補との接戦を強いられている現状を念頭に、「チャベスは既に死期が近いのを受け入れ、残されたわずかなエネルギーを再選戦略に使いたいのだろう」と語った。　

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