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【大リーグ】ダル、ワインドアップでいい感じ 4イニング1安打1失点、4K2012年3月21日 紙面から
【サプライズ(米アリゾナ州)大城和美】レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)は19日、オープン戦3試合目の登板となるブルワーズ戦に先発。青木宣親外野手(30)に適時安打を許したが、4イニングを1安打1失点、4奪三振と好投した。ダルビッシュは「すごく気持ち良く、試合を楽しんで投げることができた」と笑顔で、試合後の記者会見では「ジャイロボールにてこずっている」と“幻の魔球”を口にして周囲を笑わせる余裕まであった。 記者会見での晴れやかな表情が、全てを物語っていた。ダルビッシュは開口一番、「すごく気持ち良く、試合を楽しんで、打者との対戦を楽しんで投げることができた」と笑顔で語った。 気持ちの余裕を示す象徴的な場面もあった。現在てこずっている球種を聞かれると、いったんは「特にてこずっているという感じはない」と答えた直後、いたずらっぽい表情で古川通訳に「ジャイロボールにてこずっていると言ってください」とささやいた。ジャイロボールとは、渡米前に松坂が投げるとうわさされた“幻の魔球”。通訳された右腕の言葉に、会見場はどっと沸いた。 試行錯誤が実りつつある。最近試しているワインドアップから、ゆったりと投げ込んだ。球場計測で今春自己最速タイの96マイル(約155キロ)をマーク。カーブとスライダーの制球が定まらないと見るや、ツーシームを投球の軸にした。4回1死一、二塁の場面では、右打者の手元に食い込んでくるツーシームで計算通り三ゴロ併殺打を打たせ、ダルビッシュも「ツーシームがすごく変化していたので(打者が)嫌がっている感じがした」と手応えを語った。 4四死球は、前回登板のインディアンス戦(13日)と同じ。それでも「内容は前回より全然いい。前回より自分が思った通りに投げられるようになっている」と全く意に介さず。マダックス投手コーチも「彼自身が望む方向に進化していると思う。有言実行で、きっちり修正してきた。今日の投球には満足だよ」と前向きに捉え、ダニエルズGMも「看板通りの投手だ」と満足そうに語った。 次回登板は25日。紅白戦でマイナー選手を相手に投げる予定だ。登板間の体の反応も「すごく順調で、悪いところはない」とダルビッシュ。開幕まであと2週間余り。どこまで進化し続けるのか、ますます目が離せない。 PR情報
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