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【プロ野球】

マー君 緊急降板!! 1球で背中に痛み 開幕大丈夫!?

2012年3月19日 紙面から

オリックスとの練習試合に先発したものの背中の張りを訴え1イニングで降板した楽天・田中=草薙球場で(川越亮太撮影)

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◇オリックス 2−1 楽天

 楽天のエース・田中にアクシデントが発生だ。オリックスとの練習試合(草薙)の投球中に背中の張りを感じ、わずか1イニングで緊急降板。田中は大事をとったためと説明したが、本拠地で初の開幕戦となるロッテ戦(3月30日・Kスタ宮城)の登板に黄信号がともった。

 最も恐れていたことが起こった。マウンドでの姿は普段通りと思われた田中。しかし、体には異変が発生していた。先頭の坂口に初球を投じた時に背中に痛みを覚え、その回を無安打無失点に抑えた後で報告。2回から武藤と交代し、試合途中で球場を後にした。

 「大事をとった。周りと話をしての判断」と田中。横浜の宿舎に到着した後は経過をみることに努めた。今後はチームと行動をともにするが、数日間は様子をみる予定。張りが軽症であっても、開幕への調整スケジュールが狂うことは避けられそうにない。

 星野監督は複雑な心情を隠しきれなかった。報道陣から開幕を任せるのかと聞かれると、険しい顔でつぶやいた。「無理はさせられない…」。先発陣が手薄な中、田中は10個以上の貯金を計算する存在。夏場など大事な時期に再発しては一大事だ。「(開幕に)間に合わせるだけがすべてではない」。指揮官の言葉に葛藤が感じられた。

 もちろん、田中は開幕投手を務める気でいる。静岡を後にする際に3月30日にKスタ宮城で投げる意欲を尋ねられると、間髪入れずにこう、言い切った。「いつも、そう思っていますよ」。実現するか否かは、すべてエースが持つ回復力にかかっている。 (川越亮太)

 

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