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津波被害で閉校 最後の卒業式3月19日 12時16分
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津波で校舎が被害を受け、閉校することになった宮城県気仙沼市にある南気仙沼小学校で、最後の卒業式が行われました。
南気仙沼小学校は校舎の1階が津波で浸水して使えなくなったため、市内の別の小学校と統合し、今月で閉校します。
卒業式は間借りしている小学校の体育館で行われ、47人の児童が卒業証書を受け取りました。
中井充夫校長が「皆さんは、あの恐怖の一夜を過ごし、強さを身につけ、仲間意識も増し、本当にたくましく成長しました。胸を張って中学校に旅立って下さい」とあいさつしました。
卒業生たちは、全員で小学校の6年間を振り返る「別れのことば」を述べました。
この中で、卒業生たちは、津波に襲われた校舎で体を寄せ合いながら夜を過ごしたつらい体験を振り返り、新しい未来に向かって巣立つことを誓いました。
南気仙沼小学校は、今月23日に閉校式を行い、45年の歴史に幕を閉じます。
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