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名古屋駅地区再開発「27年めど」 名鉄 経営計画に明記へ

 名古屋鉄道が、次期中期経営計画(2012〜14年度)に、「名鉄バスターミナルビル」などの建て替えを含む名古屋駅地区の再開発計画を2027年をめどに完了させる方針を明記することが分かった。

 同年に予定されるJR東海のリニア中央新幹線の名古屋駅開業を見据え、約10年後の着工を目指す。

 地下部にある名鉄名古屋駅に関しては、近畿日本鉄道の近鉄名古屋駅との乗り換えの利便性を高めた「総合駅」化を目指し、近鉄との協議も進める。再開発は自社ビルと周辺ビルを一体的に建て替える構想だ。工期を3〜4段階に分けて進めるため、名鉄は遅くとも20〜22年ごろには工事に着手したい考えだ。

 名鉄は、景気低迷などで業績が伸び悩んでおり、着工までの期間を経営体力の強化期間と位置づけ、有利子負債の圧縮や収益力強化に重点的に取り組む。次期中期計画の期間は、これまで通り3年間とするが、名駅地区の再開発の目標年を明記するのに伴い、グループが中長期的に進むべき方向性を盛り込む。行政など関係者と協議しながら構想を具体化する作業に入る。


2012年3月16日  読売新聞)
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