さて、ここで妄想性人格障害の診断基準を見ていきましょう。 次の7つのうち4つ以上あれば妄想性人格障害が疑われます。
十分な根拠がないのに、他人が自分を利用したり、危害を加えたり、だましているなどと疑いを持つ。 友達の誠実さ、親切を不当に疑い、そのことに心を奪われてしまう。 何か情報を漏らすと自分に不利に利用されると恐れ、他人に秘密を打ち上げることができない。 悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなしたり、脅かすようなことがあると深読みする。 侮辱されたり、傷つけられたり、軽蔑されたことを恨み続ける。 自分の性格や評判に対し過敏に反応し、勝手に人から不当に攻撃されていると感じたり、怒ったり、逆襲したりする。 根拠がないのに恋人や配偶者が「浮気しているのではないか」と詮索する。
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