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【経済】

名鉄、名駅地区再開発を20年までに着工 

2012年3月19日 23時38分

名鉄が一体開発を計画する区域

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 名古屋鉄道の山本亜土社長は19日、名鉄名古屋駅など名駅地区一帯の再開発を2020年までに着工すると表明した。今後3年以内に基本計画をつくり、JR東海のリニア中央新幹線東京―名古屋間が開業する27年までの完成を目指す。

 山本社長は記者会見で「リニア開通による地域への大きなインパクトは、名鉄グループにとって最大の好機。新たな価値をつくれるよう、再開発の準備を進める」と話した。

 再開発を計画するのは、名鉄百貨店本館がある名鉄ビルから、笹島交差点南西の名鉄レジャックビルなどにかけた南北約500メートルで、面積は約2・6ヘクタール。

 基本計画は今後、近畿日本鉄道など隣接のビル所有者や名古屋市などと協議し、名古屋駅やバスセンター、商業施設などの整備方針をまとめる。

 19日に発表した12〜14年度の3カ年にわたる中期経営計画で、27年の再開発完了を明記した。名古屋市内で重要拠点と位置付けている金山駅の商業施設リニューアルや神宮前駅東口再開発の計画を進める。

 さらに名鉄としては初めて、20年までの長期経営戦略を打ち出し、再開発に備えて交通や不動産事業を中心に強い経営基盤の確立を目標に掲げた。

 一方、19日発表した12年度の設備投資額は、前年度計画比4・3%増の138億円と、6年ぶりに前年度を上回った。鉄道事業は94億円で、瀬戸線に新型車両の4000系を24両増やす。

(中日新聞)

 

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