社会

泊原発再稼働に批判意見続々
(北海道)
きょう札幌でストレステストを審査する原子力安全保安院と北電などが現状について説明するセミナーが開かれ、再稼働に批判的な意見が相次ぎました。

民主党北海道が開いた原発・エネルギー政策を考えるセミナー。代表の荒井聡議員は政府の再稼働の進め方に疑問を投げかけました。
(民主党北海道・荒井聡代表)「なぜ(福島の)事故が起きたのかわからない。事故調査委員会の結果が出ないうちに政治的な判断をせざるを得ない」
福島第一原発の事故原因の検証が終わっていない中、再稼働に向けた手続きは粛々と進んでいます。セミナーでは原子力安全保安院の担当者が安全対策や再稼働に向けた審査の状況を説明しました。しかし、参加者からは、泊原発の再稼働に批判的な意見が相次ぎました。
(参加者)「あまりに不確定要素が膨大でその中で再稼働できるのか」「打開策を打ち出しているが再稼働を前提にしているのではないか」
(原子力安全保安院・山田知穂原子力発電安全審査課長)「私は再稼働すべきかどうか説明に来たわけではないので再稼働すべきかどうか回答するのは難しい」
安全性に疑心暗鬼が広がる中で原発の再稼働は最終的に政治判断に委ねられることになります。北電も安全対策について説明を行いましたが津波や地震対策に不安の声が出ました。原発の再稼働問題は大きな溝が開いたままです。
[ 3/20 20:11 札幌テレビ]