トップページ経済ニュース一覧石油連盟 削減の努力が実った
ニュース詳細

石油連盟 削減の努力が実った
3月21日 17時10分

アメリカ政府が、イランの中央銀行と取り引きを続ける外国の金融機関に制裁を科す法律の対象から、日本を除外すると発表したことについて、石油連盟の天坊昭彦会長は、21日の記者会見で、イランからの原油の輸入を削減してきた日本の努力が評価されたという考えを示しました。

この中で、石油連盟の天坊会長は、「努力の成果が実って大変よかった。原発が停止して石油が必要にもかかわらず、イラン産原油の輸入を削減してきたことが評価されたのは大変結構なことだ」と述べ、イラン産原油の輸入量削減を続けてきた石油業界の努力が認められたという考えを示しました。
そのうえで、天坊会長は、今後のイラン産原油の扱いについて、「石油元売り各社と政府が個別に話しているが、政府の方針に従おうと思う」と述べ、輸入量削減を続けていくという認識を示しました。
一方、天坊会長は、このところレギュラーガソリンの小売価格が上昇していることに関連して、「原油価格は2月以降、急上昇しているが、小売価格はまだそこまで上がっていない。値上げしにくい状況は理解しているが、コストが上がっているのに価格に転嫁しなければ、経営は長続きしないから、どこかで価格を上げざるをえない」と述べ、さらにガソリンなどの燃料価格の上昇が続くという見通しを示しました。

[関連ニュース]
このページの先頭へ