メキシコの地震 ７人がけが

3月21日 11時18分

メキシコ南部で２０日（日本時間の２１日未明）、マグニチュード７．４の地震が起き、これまでに７人が負傷するなどの被害が出ています。

地震が起きたのは、メキシコ南部のゲレーロ州とオアハカ州の州境付近で、アメリカの地質調査所によりますと、２０日（日本時間の２１日午前３時２分）、マグニチュード７．４の地震を観測しました。
震源の深さは２０キロとみられています。
地元の新聞によりますと、この地震でこれまでに７人のけが人が出ているほか、震源地に近いゲレーロ州の州政府は、住宅などおよそ５００棟の建物で壁が一部崩れ落ちるなどの被害があったものの、農村部のため、詳しい状況を把握するのに時間がかかっているとしています。
震源から２５キロほどのところにあるホテルの女性従業員は、ＮＨＫの取材に対し「棚にあった本がすべて落ちるほど大きな地震だった。驚いて家から飛び出す人もいたが、死者が出ているといった情報はないようだ」と話しています。
一方、震源地から数百キロ離れた首都メキシコ市では、ビルの窓ガラスが割れるなどの被害が出たものの、大きな混乱はないということで、メキシコの日本大使館も、日本人が被害に遭ったという情報は、これまでのところ入っていないと話しています。