ツイッターが一部の地域でのツイートの検閲を行うと発表してから1週間も経たないうちに、今度は検索界の巨人ことグーグルが、同社のブロガーのプラットフォームに対して同様のプログラムを導入すると発表した。
同社の新しい検閲の目標を達成するため、グーグルはブロガーのユーザーを国固有のURLにリダイレクトするようになる。例えば、フランスのGoogle.comのブログの代わりに、ユーザーはGoogle.frに導かれるようになる。
国固有のURLを加えることで、グーグルは特定の国のブログの投稿を検閲することが可能になるが、例えば、米国等は対象外である。
「私のブログが国固有のURLにリダイレクトされるのはなぜ?」と言うタイトルのブロガーの公式ブログのエントリで、グーグルは、このプログラムが検閲するコンテンツを制限するために導入されたと説明している:
「今後数週間で、読んでいるブログのURLが、カントリーコードのトップレベルのドメイン[ccTLD]にリダイレクトされるようになります。例えば、オーストラリアにいて、[ブログ名].blogspot.comを閲覧している場合、[blogname].blogspot.com.auにリダイレクトされる可能性があります。ccTLDは表示されると、読者が現在所在する国を反映します。
影響されないページを見るためには、ユーザーはGoogle.com/ncr(ノー・カントリー・リダイレクト)にアクセスする必要がある。すると、ユーザーのブラウザに短期間のクッキーを埋め込み、検閲を回避しつつ、国ベースのリダイレクトを阻止することが出来る。
グーグルは各国の法律を違反することは望まないと主張しているが、ブロガーのプラットフォームを様々な国で売り込みたいため、このような決断に至ったと説明している。
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