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東北旅行「訪れてよかった」96%

3月18日 5時1分

東北旅行「訪れてよかった」96%
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東日本大震災のあとに東北地方を旅行した人は、旅行前は、余震や被災者の迷惑になることを心配していたものの、旅行後は、96%が「訪れてよかった」と感じていることが、民間の旅行会社の調査で分かりました。

この調査は、民間の旅行会社が、去年5月から12月に企画した東北地方6県へのツアーの参加者を対象に行ったもので、20代から80代の男女603人から回答を得ました。
このうち115人は、余震や被災者の迷惑になることなどを心配していましたが、旅行後、参加者全員に「訪れてよかったと思うか」と聞いたところ、「そう思う」と答えた人が86.7%、「ややそう思う」と答えた人が8.8%で、合わせて96%に上りました。
また、旅行の印象を自由に書いてもらったところ、観光客の少なさに驚いたという意見と共に、地元の人たちの歓迎を感じたという記述が多く見られたということです。
そして、参加者のうち95%が、再び東北地方を訪れたいと答え、そのおよそ半数が「復興支援のため、観光で積極的に訪れたい」と答えました。
さらに、旅行後に、被災地の復興に「以前より関心を持った」と答えた人も87%に上りました。
調査を行ったクラブツーリズムは、「観光で東北を訪れることが、被災地や復興支援への関心を高めている」と分析しています。