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と言う訳でお待たせしました。
第5話:そして、帰国して卒業して出国する話
そんなわけでメルディアナ魔法学園よ!私は帰ってきた!!

………すいません、調子乗りすぎました。
ただいまベッドの上でネカネさん主催のスーパー説教タイム中の
ネギ・スプリングフィールドです。

どうしてこんな事になったのか。
帰国→魔法学園へ→出迎えたアーニャさんが見事な飛び蹴りを顔面に!!
そのままマウントポジション取られてぼっこにされました。
泣きながら何か言ってましたけど、最初の飛び蹴りの段階で意識もほぼ飛んでました。
何言ってたのか覚えてません、はい。

え、防壁とかは張らなかったのかって?
やっぱり、何も言わずに黙って出て行ったのに後ろめたい部分が全く無かったといえば
嘘な訳で。
一発くらい黙って殴られるべきだろう、と。
蹴りが飛んでくるとは思いませんでした、はい。

そのまま学校の保健室に直行です。
気がついたらその後はネカネさんからの涙ながらの説教が待ってました。今真っ最中です。
当然ですね、はい。
これが大体昼ぐらいから日が落ちるまで続いたわけでして………
俺が全面的に悪いので、聞き流す訳にも行かず。
尻叩き百発、とかされないだけマシと思っておこう。

その後は、向こうで何をやっていたのか聞かれました。
高畑・テンタクルス・タカミチさんは俺を送り届けた後でまた仕事に戻ったので、
事情の説明とかはしていないそうで。

一応、帰国途中に高畑さんとは話を合わせるように申し合わせてます。
実際の所は色々やってきたわけですが過少申告しておこう、と。
流石にえらい人の方にはちゃんと報告をするそうです。
具体的には捜索依頼主のお祖父ちゃんとか。そりゃそうか。

いやね、本当は誤魔化したかったんですよ?
原作開始前からなんか凄い事やってる奴とか思われたく無いし、
原作入ってから「ほほぅ、こいつがあの………」とか変な評価されたくないし。
この冒険譚まで原作に織り込み済みなら諦めるが、抗う努力はしたかった。

しかし哀しいかな報告書は定期的に上げられていたと言う。
報告者は誤魔化せても、既に渡された報告書は誤魔化せません。
誰にその報告書が渡って………とか調べだすときりがないだろうしなぁ。
と言うか、犯行を見られて目撃者を消す犯人のような事はしたく無いと言うか。
………いや、一度やってるんだけど。

で、ネカネさんやアーニャさんには、向こうで旅の錬金術師を師匠に仰いで師事しつつ、
素材集めとか、道具作成とかやってたと答えておきました。
一般的にはこういう事にしておこう、と示し合わせた内容でもあります。
そっちの技能も上がってるので嘘ではありません。

流石にロケットランチャー持ってこないと一撃で吹っ飛ばせないようなワイバーンとか、
『闇の福音』とまでは行かないだろうけど、吸血殲鬼の様な真祖吸血鬼とか、
そんなのとドンパチしつつ冒険者してました、とか言ったらネカネさんが卒倒する間違いなく。

証拠、と言うか証明として持ってきてくれていた異次元バッグから色々出す事に。
この鞄、セキュリティもばっちりです。
具体的には蓋を開ける際に感知した魔力で無いと開かない仕組みにしてます。

適当に作った薬やらアイテムやらを出しつつ、適当に思い出を捏造して語ってみました。
実体験に基づいた捏造なので早々バレ無いと思います。
勿論、『別荘』持ってることはいいませんよ?余計な心配かけさせますから。

で、その後で祖父ちゃんとこ行きました。
やっぱりお説教は喰らいましたが、何でも親父も学校中退で飛び出した口だそうです。
それを考えると俺はまだマシか、と思ったけど五十歩百歩ですね、はい。
祖父ちゃんには報告が言っていたようですが、それに関しては何も行って来ませんでした。
薮蛇になっても困るので、俺の方も黙ってましたけど。

話が一通り終わった所で、石化治療の当てがあることを告白。
惚けられましたが、あの日俺も石になってる人をみたと言うと観念して案内してくれました。
………いや、治すって言ってるんだから観念も何もあったもんじゃないんだけどね。

どうも、色々治癒魔法が使える魔法使いが治療に当たったのだがダメだったらしいです。
ダメで元々、と言う考えも半分くらいはあるのでは無いだろうか。

そんな訳で石像が置かれた所へ。

まず最初にやったのは〔解〕〔析〕である。
自作の薬品が効くかどうか確認する為に!

………無理っぽいです。
この石化自体が永久石化クラスの魔力強度を持っています。
薬を〔強〕〔化〕すれば行けるか?

一先ず学校側が治療サンプルとして採取した欠片で実験です。
強化なしはやっぱりダメでした。落胆はしてません。

しょうがないので、薬を〔強〕〔化〕してみることにします。
その前に、〔解〕〔析〕した内容を〔理〕〔解〕するところからスタート。

〔理〕〔解〕したお陰で頭痛がひどいです。
まぁ、〔解〕〔析〕した段階で〔理〕〔解〕するのも困難とは分かっていましたが。
見せられた図面が電子回路の図面、と分かってもそれを理解するのはまた別の話と言う事で。

〔理〕〔解〕して、どう薬を〔強〕〔化〕すれば治療できるかイメージします。
その結果、〔強〕〔化〕した薬でサンプルの欠片が元の姿に戻りました!成功です!!

そのまま、頭痛を抑えつつ石像に薬を使って行く事に。。
使ってる薬の〔強〕〔化〕の効果が切れたり、〔強〕〔化〕した薬が尽きたりすると、
【文珠】で改めて薬を〔強〕〔化〕します。

それでも、俺が作った分では薬が足りない………微妙に。
村一つ分と言う事で、相当多めに作っては来たんですが。
頭痛のひどさも抑えられないぐらいになって来たので、【文珠】も使用がきつい。
色々面倒になってきたので残りに関しては〔破戒すべき全ての符〕を
使って解呪して行く事に。

全員の治療が終わったので、道具を片付けて〔理〕〔解〕した事を〔忘〕れました。
悪魔のことを人間が理解しきるのは不可能だったと言う事ですね。
そしてほっ、と一息ついたと思ったらぶっ倒れました。
相当限界だったようです、俺。

起きたら1週間経ってました。そこから酷い頭痛が取れるまで3日間。
その後またお説教タイムです。今度は無事になったスタン爺さんも一緒です。
………涙が出てきました。
説教されてる情けなさじゃなくて、スタン爺さんの声を聞いて。
彼此20年近く聞いて無いんだぜ………涙も出るさ。

その後、あの薬とマジックアイテムはどうしたのかとお祖父ちゃんやら
専門家に問い詰められました。
いや、実際に問い詰められたわけでは無いんですが、同じような物です。
何人もの魔法使いが治療に挑んでどうにもならずに挫折したのを治した訳なので、
それは当然の事かと思います。

と言うかお祖父ちゃん、あんた俺が何してたのか分かってるんだから話に加わらないで。

薬に関しては勉強したと言っておきました。
まぁ、嘘は言ってません。
師匠についた錬金術師の伝手を辿って専門書を貸してもらって学習した事にしました。
これに関してはちゃんと手書きのまとめノートも作ってたので、それを出す事に。

作成に必要な素材、使用したマジックアイテムに関しては素材集めの際に見つけた遺跡で
拾った、と言う事にしておきました。
使った【文珠】は消えてしまうし〔破戒すべき全ての符〕も片付けたのですが、
力を失って崩れ去ったと言う事にしました。
出せ、と言われても正直困る。

そんな感じで一躍村の、と言うかメルディアナの英雄扱いです。
行方不明というか家出してたのは、村人達を治す手段を探す為という事になりました。
正直、視線が痛いです。
作ったのは確かに俺の才能かもしれませんが、そこに至るまでの道はチートなわけでして。
結局、俺の薬だけじゃ足りなかったし。
スケールは小さくなりますが、丸写しした読書感想文で賞を取った気分です。

そういう訳で『マギステル・マギ』に推薦しよう、と言う声が上がった時は断固拒否しました。
自分はまだまだ修行中の身であり、『マギステル・マギ』からはほど遠い、と。

そうそう、村の人達は村に戻っての再建に励んでいます。
またあんな事があるとやばいので、暫くは学校の方からも人を出し、
村の警備代わりに傭兵も雇うとか言ってましたが。

で、今の自分の状態ですが、案の定暇な日々を送っております。
ぶっちゃけて言えば、四六時中ネカネさんかアーニャさんが近くにいる状況です。
外に出るにも一緒で、トイレに付いて来ないだけ100倍マシと思うしか無い状況です。

寝る時間は?と思うかもしれませんが、部屋がネカネさんと一緒なんだ。
修行とかできたもんじゃありません。
『別荘』とか論外、鞄の中も整理できません。
正直勘弁して欲しいです。
個室が欲しい、と言いたい所なんですが今までが今までなので我慢してます。

どちらかと言うと、寝る時に人を抱き枕にするのはやめて下さい。
もう(実年齢は)そんな歳じゃありません。

せめて研究・実験室くらいは欲しい。
このままだと、習った事が全部ダメになってしまう。
と一週間主張してようやく自分の部屋を持つ事ができました。
ただしベッド等の寝具の持ち込みは不可、使用時間は就寝時間までです。
相変わらずどっちかが部屋にいる、と言う状態ですがはるかにマシになりました。
【神の頭脳】が発動してる分には人には分からないですし。
なにより、研究・開発時の集中力の前では貴方方は炉辺の石にしか過ぎないっ!

そんな感じで、ポーションとか発動体の指輪等の薬品とかアイテムとか作ってます。
お祖父ちゃんに正式に許可を貰って、まほネット経由で通販を初めて見ました。
それほど金に執着してる訳でもないので、「営業時間:やる気がなくなるまで」とか言う
個人商店くらいの適当っぷりで商品売りさばいてます。

売り上げは学校に2割納めて、残りの半分はこっそり村の復興資金として送ってます。
勿論、匿名でですけど。
やっぱり恥ずかしいじゃないですか。

勿論、情報収集もまほネットで一発です。超便利。
ここメルディアナ魔法学校は、と言うか魔法学校全般に言えることですが
世間から隔絶させたような場所にあるのが殆どです。
魔法を隠匿する、と言うスタンス上しょうがないとは言え外の情報は意識しないと入りません。
何だかんだで情報は超重要です。世界を制するくらいに!

そうやって自分のやりたい事をしながらも、勉強はしています。
正直な話をすると、既に授業で学ぶものなんて殆ど無いと言う状況なのですが。
卒業くらいはしないとな、と言う事で。

ちなみに頭の方は酷使してますが、身体の方は帰ってきてからろくに動かしてません。
最低限のランニングとか走りこみとか筋トレとかはやってるんだけど。
戦闘訓練とかその手の類を全くやっていない(できない)と言う。

一応、錬金術師で通っているから大っぴらにする訳にも行かず。
まさかアーニャさん相手に模擬戦やろうぜ!とか言えるわけが無い。

しょうがないので〔眠〕を使って確実に眠らせてから、夜に【別荘】へ行く事にしました。
これで鍛錬とかばっちり可能に!

まぁ、対人戦が出来ないのが痛いですがこればかりはしょうがない。
管理用の自動人形は特定条件化でのみの防衛モードのみが認められてるらしいですし。
流石にそれの条件とかの設定を弄るのもなぁ。

しょうがないので地下ダンジョンに潜る事にしてみました。
相変わらずトンファーが倒せません。
むしろ、トンファー相手に何秒持つかが課題と言うか。

そんな感じで修行を続けた結果、ついに【文珠】が3つ同時使用可能に!
〔超〕〔加〕〔速〕すればトンファーも余裕なんでしょうが、それじゃ意味ないしなぁ………。
スキルレベルを上げないと行けないのにチートで倒してもしょうがないと言う。

そうそう、飛び級が認められて卒業することになりました。
メルディアナ魔法学校(戸籍上)最年少卒業生になりそうです。
序に言うと、アーニャさんも飛び級で卒業するそうです。
まぁ、勉強してる自分の横で同じように勉強してたら賢くなるよな、と言いますか。
明らかにレベル高い内容を持ってきて「いいから教えなさい!」とか言うのやめて下さい。
結局教えてしまうんですけど。
そして、理解したアーニャさんが更にレベルの高いのを持ってきて………と言うループ。

卒業した後は、それぞれ最終課題を貰って一人前の魔法使い目指して頑張る事になるそうで。
課題をこなす中で師匠を探して師事し、更なる研鑚を詰みなさいと言う事でしょう。
まぁ、俺は正直言ってどっちでもいいんですが。
結果なっちゃったらしょうがないけど、進んでなろうとも思わないというか。
まぁ、できれば目立たない方が良いなぁ。

そうこうしている内に、卒業式の日が来ました。
監視体制バッチリのお陰で、遅刻する事無く出席です。
無事卒業証書と課題も貰う事ができました。

休校期間が長かった訳ですが、休校期間中を魔法世界という荒波で揉まれ、
尚且つ石化治療までやってのけた人間を学校においておく理由もありませんね、はい。
と言う訳で、卒業式終了後に廊下を歩きながら卒業課題を見てみることに。

アーニャさんは『一年間ロンドンで占い師』だったそうですが。
俺もどっかで1年間パン屋兼宅急便、とか道具屋の経営とか、図書館の司書とかしたいなぁ。
そう考える俺の目の前で浮かんだその文字は!!

『A TEACHER IN JAPAN』

日本で教師をやる事………だと。
思わず唾を飲み込んでしまいました。
待て待て、俺はまだ(戸籍上は)9歳、数えで10歳とは言えまだ9歳なんだ。
教師には早すぎる。
しかも『TEACHER』の単語のみと言う事はあれか。本当に学校で先生やるのか俺。
幾らなんでも教育委員会が黙って無いだろう常識的に考えて。

そんな感じでさり気に脳内でテンパっていると、気がついたらお祖父ちゃんの所に
引き摺られていました。ネカネさんとアーニャさんに。
ただ今、二人で猛抗議中でございます。

しかしアーニャさん、チビは関係無いと思います。明らかに。
後ネカネさん、倒れないで下さい。支えるのは俺達なんです。

まぁ、結局それが覆るはずも無く。
俺は教師になることが確定するのでありました。
何でも、お祖父ちゃんの友人が学園長をやっている麻帆良学園と言う所らしい。

しかし、着任時期が2月頃とか。
今が7月なので5ヶ月近い間が開いている。
まぁ、受け入れについての話やら準備やら上の準備も色々あるんだろう。
こっちとしても、色々準備をする必要があるし。

と言う訳で早速準備に取り掛かることにしました。

まずは日本語の習得と教職の勉強です。
担任なのか、担当教科を持つだけになるのか分からないけど、
どっちにしろ日本語喋れないとまずい。
なんちゃって教師で行く訳にも行かないので、最低限の心構えとかも叩き込む必要があります。
後で話を聞いたところ、英語を担当すると言う事なのでそっちの勉強もしないと………。

次に、と言うか並行してやったのは勤務先の調査です。
流石に何も知らずに現地入りとか危険すぎる。行き先がわかってるなら尚更の事。

ざっと調べてみましたが、学園都市のようで。
と言うか、これはでかすぎる………回りきるのにどんだけかかるんだ。
目立つのは図書館島と言われる大型施設くらいかな、と思ってた時期が俺にもありました。

まほネットで調査を掛けてみた所、まぁ出るわ出るわ。
まず、世界樹と呼ばれる巨大な樹がある。それも学園の中心部に。
ただの学園では無いと思ってましたが、魔法使いも多数在籍しているようです。
どれだけの割合かはわからないですが。

後は、関東魔法協会の本部もここにあるそうです。
西日本は関西呪術協会と言う所が抑えているらしく、対立している状態だとか。
………でも、調べてみるとお互いのTOPは身内なんだよな、これ。
緊張感を敢えて出す事で、お互い組織の引き締めを図ってたりするのかこれは。

とにかく、触らぬ神に祟りなしのような状況になる事はわかった。
むしろここからが原作の始まりだ、と言う奴である。

しかし、それにしては「魔法教師をやれ」ではなく「教師をやれ」なんだよな。
よくよく考えてみれば、ぽっと出の人間が現地で魔法教師とかやれと言うのが無茶振りなのか。
でも教師をやれの段階で十分に無茶振りだしな………。

いや待てよ。
向こうだって魔法使いの集まりなんだ、年齢詐称薬くらいは想定に入れてるだろう。
大きくなって教師をやりなさいと言う事に違いない。
実は子供だけど、大人として生きていく事になった魔法使い見習いの悲哀が原作のテーマか。
詐称薬のストックが切れて先生大ピンチとかそんなの。むしろ逆の方が面白そうなんだが。

しかし、俺は【別荘】効果で既に大体23歳くらいである!
そのようなピンチには陥らないのだ、ざまぁ。

それに、向こうから魔法教師とか言わない限りはこっちは黙ってれば良いだろうしね。。
態々藪を突いて蛇を出す必要も無いわけで。
平凡な教師ライフが送れるかも!

後は向こうで契約書とかを確認して細かい所を詰めてから、行動方針を決めるとするか。

そんな感じで、ネカネさんとアーニャさんの見送りを受けて、
俺、ネギ・スプリングフィールドは一路日本へと向かう訳であった。

向こうに着いたら前任の先生から引継ぎして、挨拶回りもしないとダメだろうし
………住む場所も探さないとなぁ。当面はホテル暮らしでいいとしてだ。
3日くらいは準備期間あるだろうから、やれる事やっておかないと。

願わくば向こうで死亡フラグが俺に立ちませんように………。
幾らなんでも着任当日に「君今日から授業してね」は
無茶振り過ぎると思うんだ。

普通は契約書書いて引継ぎとかして
「じゃあ、○日からよろしく」みたいな事になると思うんですけどねぇ。

その日に授業して欲しいなら、もうちょっと早めに着任させておけ
と言う話でもあります。

8/26投稿。
色々足したり直したり。
8/27
15年を20年に変更。
5歳の旅立ちの年齢を基準にしてました。
まぁ、15年以上だから20年も入るんですが(苦笑)。


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