元K-1MAX世界王者の魔裟斗氏(33)が古巣に復帰し、若手発掘のために尽力することが17日、濃厚となった。
魔裟斗氏はこの日、東京・後楽園ホールで行われた第5回「K-1甲子園」の開会式でリングに上がり、参加選手に「一日一日を一生懸命生きて、きょうもベストを尽くしてください」と激励。試合後にはK-1創始者の石井和義氏(58)が「これからは魔裟斗に(イベントプロデューサーなどの)ポストを用意し、彼にK-1を引っ張っていってもらう」と明かした。魔裟斗氏は引退後もカリスマ的な人気を誇るだけに、K-1人気の復活と後継者育成への切り札的な存在となることは間違いない。
大会は前年度ベスト8の小川翔(18=愛知・享栄高3年)が決勝で柴田憂也(18=大阪・門真西高3年)を3-0の判定で下し、初優勝。魔裟斗氏にベルトを巻かれた小川は「これがスタート。日本、世界のベルトを狙いたい」と話した。(スポニチ)
2012年3月18日