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【サッカー】

横浜Mは俊輔が苦悩する黒星… 「理想と現実が…」

2012年3月18日 紙面から

◇J1第2節 仙台2−0横浜M

 Jリーグ屈指のDFが2試合でなんと5失点。横浜Mの樋口監督は「ゲームのやっちゃいけない時間にセットプレーで失点してしまった」とガックリ。「最初の15分はいい入りができた。後半も選手を代えて流れが変わった」とポジティブに考えていたが、事態は思った以上に深刻だ。

 開幕前から目指したのはDFラインを上げて高い位置でボールを奪い、完全にゲームの主導権を握る超攻撃的サッカー。しかし、プレスは思うようにかからず、ミスが一つあると守りは大ピンチを迎えてしまう。ハイリスクなのに、この試合はリターンがなかった。

 「う〜ん。理想と現実という話だね。まだ2試合だし、今は我慢するしかない。できてる部分もあるし、オレや大黒が決めてればということもある。守りにリスクはあるけど、(攻撃と)どっちを取るかだから…」。主将の中村俊輔は苦悩をこう表現した。

 2003年、樋口監督の師匠でもある岡田元監督は開幕2試合で戦術を根本から変更し優勝を飾った。昨年も木村前監督は理想を捨てて「勝つ試合」をやりシーズン途中まで首位に立った。「理想」を追うか、「現実」を直視するか。早くも横浜Mは正念場を迎えたのかもしれない。 (荒川敬則)

 

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