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【サッカー】ボランチ阿部が浦和に白星呼んだ レアンドロ封じで今季初勝利!!2012年3月18日 紙面から
◇J1第2節 浦和1−0柏各地で9試合が行われ、2連覇を狙う柏は浦和に0−1で敗れた。柏は開幕から1分け1敗の白星なしで、浦和は今季初勝利を挙げた。仙台は横浜Mを2−0、神戸は札幌を2−1、川崎は鹿島を1−0、昇格組のFC東京は3−2で名古屋を下し、いずれも開幕2連勝。C大阪はG大阪との「大阪ダービー」に2−1で競り勝った。磐田は2−1でJ1初昇格の鳥栖に勝ち、大宮は新潟に2−1で逆転勝ちした。G大阪、新潟、鹿島が2連敗。 ◆ 開幕・広島戦はリベロだったMF阿部のボランチ起用が、新生浦和の「勝負手」だった。昨季リーグMVPの柏MFレアンドロを欧州帰りの仕事人がキッチリ止めて、今季初勝利を呼び込んだ。 「(ミラン、イタリア代表で監督を務めた)アリゴ・サッキのゾーンプレス、4−4−2をどうかいくぐるか、30年間研究してきた。サッカーはリスクを伴う。人生もリスクなしでは生きられません」。してやったりのペトロビッチ新監督は初星に上機嫌だった。 象徴的だったのは、前半42分のシーンだ。自陣中央でレアンドロに球が渡る。対応が遅れながらも、阿部はスリッピーなピッチに迷いなく体を投げ出し、後方から激しくキーマンを止めた。もちろん、ファウル。しかもイエローカードまでもらった。すべては覚悟の上。阿部は「球際が大事だと思っていた。カードは多くもらってしまったけど、戦う姿勢は見せられたと思う」と胸を張った。 主将のプレーに引っ張られるように、20歳のFW原口は何度もレアンドロに食らいついて削り合い、「超面白かった」と笑った。王者相手に、気後れは命取り。阿部が中心人物に強烈な「張り手」を食らわせることで士気が高まり、戦う集団として共鳴していた。 ホーム400戦目の節目のゲームを、4万人超の「応援団」と勝利の大合唱で締めくくった。「重要なのは、自分たちのサッカーを信じて戦うこと」と阿部。失った誇り、自信を取り戻す第一歩を、浦和が踏み出した。 (松岡祐司) PR情報
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