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【大リーグ】岩隈、4イニング5失点 OP戦3度目先発失敗で中継ぎ”降格”も!?2012年3月18日 紙面から
【フェニックス(米アリゾナ州)穐村賢】先発3番手の座危うし? マリナーズの岩隈久志投手(30)は16日(日本時間17日)、オープン(OP)戦3試合目となるアスレチックス戦に先発で登板。4イニングを7安打5失点(自責点3)で負け投手となった。1回に喫した4失点は、味方野手の失策に足を引っ張られた部分もあったが、ア軍の3、4番には甘く入った球を捉えられ、課題を残した。本人に焦りの色はなく“順調”を強調したが…。ヘルナンデス、バルガスに続く先発陣3番手という位置付けを確定させるためにも、次回登板で誰もが認める結果を出すしかない。 2失点だったドジャース戦(10日)に続き、岩隈がまたもメジャーの“洗礼”を受けた。 いきなり4失点の立ち上がり。岩隈は「投げ急いだ。低めにボールは集まっていたが、緩急を使えなかった」と無死一、二塁で3、4番に連続適時二塁打を浴びた場面を悔やんだ。特に4番ラミレスには「ツーシームを内寄りに投げたけど、甘め。引っ張らずに向こう(ライト)へ打ってきたので、いい打者だと感じた」。メジャー通算555発のベテランスラッガーの技術に脱帽するしかなかった。その後の3イニングは1失点も、高めに浮いた球や内に入ってきた球を痛打される場面も目立ち、本調子とは程遠い内容。ウィリス投手コーチも「緩急をつけられなかったのが今日の問題点」と課題を挙げた。 先発ローテーション入りを争うビバン、ノエシの両投手がいずれも好投を続ける中、岩隈は評価が難しい微妙な内容が続く。同投手コーチも「(ヘルナンデス、バルガスに続く)3番手以降は決まっていない」と明言しており、岩隈は3番手どころか5番手に降格、今後も結果が伴わなければ先発陣から漏れる可能性も出てきた。 不思議と岩隈の表情は明るく、「(同地区の)相手選手を知ることができたし、試したかったこともできた。緩急を使えば、もっと投球の幅が広がる」と手応えすら口にしたが…。 次回登板は21日のWソックス戦で90球予定だが、開幕投手“当確”のヘルナンデスも同戦に登板予定で、岩隈はマイナー選手相手の練習試合に回る可能性もある。日本遠征前では最後となる登板。内容に結果も伴う快投で、首脳陣から全幅の信頼を勝ち取る必要がある。 PR情報
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