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国際
【海外事件簿】「八百長天国」韓国プロスポーツの裏 野球、サッカー、バレー…中国・台湾から手口“輸出”
ただ、4月、5月の両試合ともに最終的にネクセンが勝利した。「初回に四球」という直接、勝敗を左右しない八百長だったからこそ安易に手を染めたとも考えられた。朴投手も同様に故意に四球を出す手口で報酬を受け取った疑いが持たれている。
金投手は4300万ウォン(約315万円)、朴投手は5800万ウォン(約425万円)と韓国プロ野球選手の中でも年俸が低く、検察幹部は「両選手とも病気を抱えた家族がいて、多額の借金をするなど経済的に苦しかった」と説明した。
関与選手は1割、自殺者続発…野球界は「対岸の火事」
最初に八百長騒動の火の手が上がったのは、プロサッカーだった。昨年5月に検察が初の逮捕者を発表して以降、在宅起訴を含め、起訴された元プロ・現役選手は登録選手数の1割に当たる約60人にのぼった。
当初、資金力のない地方の市民チームに所属する二流選手の関与にとどまるかにみえた事件は、全国のチームに広がり、起訴された選手の約半数が国家代表経験者だった。
「八百長に関わったことを恥ずかしく思う。全て私の責任、私がやらせた」と遺書を残して自ら命を絶った選手を含め、選手2人、監督1人の自殺も起きた。
今年に入って男子プロバレーボールリーグにも飛び火する。女子バレーリーグの中にも関与していた選手が判明。逮捕や在宅起訴された元プロ・現役選手は16人にのぼり、男子でいえば、登録選手数の1割を超えた。
有名お笑い芸人のマネジャーが「ブローカーと選手の酒席に招かれた」と証言。選手の買収に芸能界に人脈があることを利用したとみなされるケースも浮上した。
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