一時保管の焼却灰を搬出、奈良県の業者に委託/湯河原
カナロコ 3月2日(金)11時45分配信
湯河原、真鶴両町の家庭ごみの最終処分場(湯河原町吉浜)が地下水の汚染を理由に埋め立てを中止している問題で、運営主体の湯河原町真鶴町衛生組合は1日、議会定例会を開き、一時保管していた焼却灰を1月下旬から搬出していることを明らかにした。不燃物の搬出も2月中旬に開始。衛生組合は「当面のごみ処理のめどが立った」としている。
組合によると、焼却灰と一部の不燃物については、1月中旬に奈良県内の業者と処分委託契約を締結。運搬は藤沢市内の業者が請け負い、大型トラックで週3回搬出している。焼却灰などは1日約8トン発生するため、衛生組合が一時保管しているが、今月中にもなくなる見込みという。
瓶やガラス、陶器は土木資材などに再資源化するため、2月初旬に千葉県内の業者と契約を結び、3月中旬から運び出す。委託費用として、同組合は11年度補正予算で約2200万円、12年度予算で約9200万円を計上した。
同処分場では、地下水から基準を上回るカドミウムが検出されたことが発覚し、昨年12月中旬に埋め立てを中止した。汚染原因は現在も調査中という。
【関連記事】
湯河原・真鶴町のごみ処理問題:県外に処分場確保へ、民間委託で2300万円のコスト増/神奈川
湯河原と真鶴のごみ処理が宙に、処分場地下水からカドミウム検出で埋め立て中止/神奈川
湯河原・真鶴処分場問題:埋め立て中止で波紋、減量化や再資源化求める声/神奈川
汚泥焼却灰の搬出できず自治体苦境、放射性物質検出で業者受け入れず/神奈川
放射能汚染焼却灰
組合によると、焼却灰と一部の不燃物については、1月中旬に奈良県内の業者と処分委託契約を締結。運搬は藤沢市内の業者が請け負い、大型トラックで週3回搬出している。焼却灰などは1日約8トン発生するため、衛生組合が一時保管しているが、今月中にもなくなる見込みという。
瓶やガラス、陶器は土木資材などに再資源化するため、2月初旬に千葉県内の業者と契約を結び、3月中旬から運び出す。委託費用として、同組合は11年度補正予算で約2200万円、12年度予算で約9200万円を計上した。
同処分場では、地下水から基準を上回るカドミウムが検出されたことが発覚し、昨年12月中旬に埋め立てを中止した。汚染原因は現在も調査中という。
【関連記事】
湯河原・真鶴町のごみ処理問題:県外に処分場確保へ、民間委託で2300万円のコスト増/神奈川
湯河原と真鶴のごみ処理が宙に、処分場地下水からカドミウム検出で埋め立て中止/神奈川
湯河原・真鶴処分場問題:埋め立て中止で波紋、減量化や再資源化求める声/神奈川
汚泥焼却灰の搬出できず自治体苦境、放射性物質検出で業者受け入れず/神奈川
放射能汚染焼却灰
最終更新:3月2日(金)11時45分
関連トピックス
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 女川沖の島で津波43メートル 震災で最大の遡上高か(河北新報) 3月17日(土)6時10分