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パリで書籍見本市 日本の作家招待

3月16日 11時11分

パリで書籍見本市 日本の作家招待
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ヨーロッパ最大級の書籍の見本市が、東日本大震災に見舞われた日本から大江健三郎さんなどの作家を招いて、16日からパリで始まります。

毎年20万人が訪れるパリの書籍の見本市は、ヨーロッパ最大級として知られ、ことしは16日から4日間の日程で、世界各国の書籍が紹介されることになっています。
開幕を前に、15日、会場が報道陣に公開され、このうち、特別招待国となった日本のブースには、小説や漫画、日本の文化を紹介した本など、さまざまなジャンルの書籍が並べられ、壁には東日本大震災の被災地を撮影した写真も飾られています。
今回は特別に、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんや、若手の人気作家、綿矢りささん、それに俳人の黛まどかさんなど、日本の著名な作家20人が招かれ、震災などをテーマに講演や対談を行うことになっています。
招待された作家の1人、島田雅彦さんは、「心の復興は時間がかかり、そのための仕事も作家の仕事です」と述べ、今回の見本市を通じて、ヨーロッパの人たちに復興への意気込みを伝える考えを示しました。