大仁田、初代虎に邪道全開！次は電流爆破？

　「リアルジャパン」（１６日、後楽園ホール）

　８０年代前半に新日本と全日本でジュニアのエースとして活躍した初代タイガーマスク（５４）と大仁田厚（５４）が、禁断の初対決。当時は団体間の対立で対戦など夢のまた夢で、ストロングスタイルと邪道という互いの価値観を正面衝突させた。タッグ対決はタイガーが制したものの、邪道カラーが猛虎のリングを染め上げた。

　館内禁煙にもかかわらず、いきなりリング上でタバコをふかした大仁田は、ゴング前に急襲して場外戦へ。タイガーも蹴りや脇固めで反撃するが、大仁田はリング内外で有刺鉄線バットやイスを自在に操った。主導権を渡さず、毒霧からのＤＤＯでカウント２まで追い込んだ。

　最後はタイガーがイス誤爆に乗じて矢口に猛攻を加え、猛虎原爆固めで３カウント。それでも終始、邪道ペースだったことは否めなかった。

　大仁田は「オレとタイガーマスクの電流爆破が見たいか！？」と絶叫し、タイガーは「試合にならなかった。作戦なのかもしれませんが、わからない」と困惑するばかり。第２ラウンドは、ともに避けて通れそうもない。

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